風景画と故郷をモチーフにした絵画を創作しているベトナム近代画家について触れるなら、ベトナム美術大学の学長を務めている画家レー・アイン・バン氏を抜きには語れない。画家レー・アイン・バン氏の作品には独特の手法が取り入れられている。これまで国内外で開かれた美術展覧会を訪れた人に深い印象を残している。
キャンバスの前に立つ画家レー・アイン・バン氏
作品「庭と路地」。総合的絵具
1987年に描かれた作品「ダー川のトンネル」。油絵。
1995年に描かれた作品「自由」。総合的絵具
1999年に描かれた作品「生活の空間」。総合的絵具
1984年に描かれた作品「土塁」。油絵(1985年の全国美術展覧会で一等賞、2006年の文学芸術国家賞を獲得した。)
画家レー・アイン・バンさんの風景画の題材には夕方の煙、村々の屋根、路地、水牛、村の門、月光の夜などベトナム農村部の風景がよく取り上げられ、思い出あふれた過去を振り返る夢のようである。彼の描く繊細な色合いと線によって、詩的な悲しい雰囲気が漂ってくる。画家バン氏の絵画は穏やかであった幼い頃の故郷への思い出が民族色豊かな色彩と強く大胆な筆触で描かれた。
文:タイン・ホア( Thanh Hoa)写真:タットソン( Tat Son) 、及び、資料写真